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まち物語制作委員会

東北まち物語100本プロジェクトから始まった紙芝居活動をとおした福島とのつながりや、広島における紙芝居つくりを紹介します。

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相馬 避難所物語

ふくしま紙芝居まつりIN相馬が近づいてきた。
上演作品は30本、その作品一本一本に込めた想いは深い、
全部は紹介できないがそのいくつかを紹介しよう。
まず、ご紹介したいのが「避難所物語」だ。
この物語、相馬の避難所の世話役をされていた方から聞いた話を元にしている。
当初、その人は、自身のことをひけらかす照れくささから、
この物語を作ることに乗り気でなかった。
しかし聞けば聞くほど眼からうろこが落ちていく。
震災直後から長い間、作られなかった隣との垣根、
なんでやあ?と腹立たしく見ていた人は多いだろう。
しかし、そこにはそれを望む住民がいたことをしった。
また、思えば当たり前のことだが、避難所には知的障害者もやってくる。
それに対する人々の対応の残酷さ・・・キレイごとではすまされない厳しい現実がある。
避難所ごとの格差が住民自治の立ち上がりより生まれることも知った。

避難所生活と言う極限状態の住民自治の大切さ、
これは世の中に紹介せねばならぬ内容だと判断、
「福島では上演しません。広島のみとします」と口説き落とし、
どうにかこうにか作品としたものである。
その作品が、この度、同じ避難所生活をした小学校の先生の「見たい!」の一言から
本家本元の相馬市で上演される。
3年の時を隔てた今、究極の住民自治を体験した元住民に
どう受け止められるか気になる作品です。是非、ご覧ください。

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市民活動の為のチラシ屋さん

9月1日開催予定のふくしま紙芝居まつりIN相馬まで1カ月を切った。
昨年行われたいわき市での第1回ふくしま紙芝居まつりを受け行われるのだが、
今回は福島相馬市の人たちが昨年の経験を活かし行う。
広島はさして出番はない。
紙芝居を作ることに専念しようと思っていたら、
一昨日、ポスターチラシの依頼が飛び込んできた。
すでに1か月を切っている。
これは急がねばと、相馬からの指示に基づきバタバタとつくったのが次のポスターだ。
昨年のものをベースにしたものだが、すごいのはこのチラシが驚くほどの安く、加えてたった2日でできあがることだ。

退職後は市民活動の為に短時間で安く作るチラシ屋さんでもしようかなあ。

無題

相馬を訪れた時、決まって訪れるのが報徳庵です。
ここは相馬の復興の拠点となっている場所で多くの志ある人でいつも賑わっています。
6月にふくしま紙芝居まつりの打ち合わせで訪れた時も若い漁師さんの一団にお会いしました。
「落ち込んでいてもしかたねえ。

一歩踏み出すために漁師料理の「どんこボール」を売り出すんだ」と話されていたことに共鳴。
「「どんこボール」を売るための物語、作らせてください」と、こちらからお願いしました。
地元相馬市の特産品でもあった「どんこ」を使用した加工食材。

肝と身を一緒にたたいてボール状にしてつくる「どんこボール」は、
船の上で11年間まかない担当だった菊地さんが自信を持って紹介する漁師料理です。
相馬市では現在どんこは水揚げされておらず、原材料は北海道や青森から仕入れているとのこと。

地元のスーパーでも見ることは無くなった”どんこ”を
使った相馬の食文化をつないでいきたいと想いは凄いです。
福島第一原発の汚染水が海へ流失していることが選挙後に発覚。
再び海にでることを信じ、仮設生活をされる漁師さんにとっては
何度も聞かされた絶望的なニュースの一つだと思います。
そんな中、完成した福島紙芝居73作目の「ドドンコボール」に
出てくる主人公のどんこは村人の幸せを願い、
7匹の悪魔の巨大魚を一匹いっぴき倒していく物語です。

これまであった幾多の困難、これからもあるであろう幾多の困難を乗り越えていただき、
相馬の海を取り戻す日まで頑張っていただきたいとの想いを込め制作しました。
いくまさ鉄平が初めて取り組んだ子供向けファンタジーアクション物語です。

大熊紙芝居まつり



昨日の大熊紙芝居まつり、浪江から桑折町で避難生活をされる方が、
わざわざ猪苗代湖まで出向いて写真での報告をしていただきました。
感謝です。
大熊避難物語を読む翔太君、虐めに会い不登校となった少女の読む「野上の猿酒」
その様子、思うだけでジンときます。
凛として寿蘭会物語、皆さんどんな気持ちで踊られたのでしょうか。
広島から派遣した新澤代表からは、
非常に意義深く感動的なモノだった。
来てよかったとの電話報告をいただきました。

あらためて代表並びに栃本さんからの本格的な報告、お待ちしています。

広島の女学院大学の皆さん、本プロジェクトに本格参画


広島の女学院大学の皆さん本プロジェクトに協力していただいていることは周知のことと思いますが、今回、本格的にメンバーの一員として参画していただくこととなりました。女学院ボランティアセンター長の指導の下、多くの学生さんが5つのプロジェクトに取り組みます。

◇プロジェクト1:湯本温泉の湯けむり紙芝居プロジェクトで制作した「女将さん奮闘記」のアレンジに取り組みます。どのようにしたら上演できるものになるか、内容だけでなく上演場所、上演方法などを「学内上演とワークショップ」を行う中で議論し、提案してもらいます。

◇プロジェクト2「紙芝居シナリオ作成」:大熊町の物語を中心に現地からいただいた素材をシナリオに直す作業をしてもらいます。ひとまず7月末までに1本仕上げることを目標にするそうです。

◇プロジェクト3「『見えない雲の下で』英語化」:アメリカに留学する人に紙芝居を託し、留学先で上演してもらいます。そのための英語科です。学長もひと肌脱ぐと聞いています。

◇プロジェクト4「紙芝居作成ボランティア」:紙芝居の裏張り作業を手伝ってもらいます。

◇プロジェクト5「手書き原稿の打ち込み」:手書き原稿をデーター化してもらいます。
何とも頼もしい限りです。女学院の皆さんがこれらプロジェクトに係わってよかったと思えるよう、実りあるものするのは大人の役割です。皆さんがんばりましょう。

http://www.hju.ac.jp/

プロフィール

HN:
いくまさ鉄平
性別:
非公開

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