このデモツアーの企画にあたって1本でも多くの紙芝居上演を見せていただこうと欲張り。
これまでの繋がりのある人にお願いしまくった。
2日目の夕方も全体に昔話や民話が少ないということで、
第1回ふくしま紙芝居まつりにおいて、
演者の中心人物だった小沢さんに何か読んでほしいとお願いしていた。
その日は朝早くから分刻みのスケジュールをこなし、
紙芝居も既に4本見ている。私でさえ夕食前の二本はつらいなあと感じるほど皆ヘロヘロだった。
無論取りやめるわけにもいかず
4ご馳走を前にお預け状態で40分近く紙芝居に耳を傾けた。
小沢さんの読みはいわき市を代表する語り部だけにぴか一。
みんな疲れていることも、腹が減っていることも忘れ聞き入った。
誰でも読める紙芝居だが、究めるとここまで来るんだと感じさせる上演だ。
そんな小沢さんの上演を観ながら、
改めて紙芝居とは“敷居は低く、奥行きはどこまでも深い”と思った次第である。
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