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まち物語制作委員会

東北まち物語100本プロジェクトから始まった紙芝居活動をとおした福島とのつながりや、広島における紙芝居つくりを紹介します。

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東京7DAYSで上演物語紹介 その3

見えない雲の下で 
3月8日(日)午前10時半~浪江の日にて上演

浪江町で語り部活動をされてきたのが故佐々木ヤスコさん
佐々木さんは最初に故郷の浪江町に戻ったとき
小さなビニール袋に詰めて持ち帰ったのが語り部の原稿だった。
その原稿から始まった紙芝居化プロジェクトだが
佐々木さんは自らの避難の日々を「恐ろしい放射能の下」と
いう本にまとめられ、桑折の応急住宅を訪れる人に配布していた。
その本をもとに作られたのが「見えない雲の下で」である。
この物語は広島をはじめ全国で100回以上上演され
絵本になり、ラジオドラマになり、アニメーションとなった。

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ふくしま被災地まち物語東京7DAYS 上演予定の物語 その2

3月8日午後6時半からの新地の日に上演されるのが
「朝日館 女将の7DAYS」である。
相馬の新地町で100年以上、旅館を営んできた朝日館
その女将の7日間を振り返る物語。
釣師浜港にほど近い朝日館は魚がおいしいことで知られる。
その日も関東から多くの人を迎えることになっていた。
そこにあの大地震。
新地には津波が来ないと思いこんでいた人々、
そんな人に逃げながら声をかける女将。
途中、その日泊まる予定のお客のためにと
臨時閉店していたコンビニに立ち寄り、
買い占めたおにぎりが避難先で奇跡を起こす。

宮城と福島の県境の町、
新地町で何が起きていたのか、
庶民目線からあの日に迫る。



ふくしま被災地まち物語東京7DAYS 上演予定の物語 その1

東京7DAYSでは福島の震災の物語を
被災者自らが紙芝居で伝えます。
全部で30本近い物語が紹介されますが、
ここでそれら物語を少しづつ紹介していきます。
3月7日(土)午後2時からの公演は相馬の日で
福島の漁師さんの話がメインです。
その中の一つを紹介します。
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相馬新地の物語「命の次に大切なもの」
地震の後、津波がくると確信した相馬新地の漁師たち、
命の次に大切な船を守るため
津波が押し寄せる海へと向かっていく。
命かながら生き延びた漁師たちが
翌朝、港にかえってきたとき、彼らを出迎えた現実とは・・・
究極の選択を迫られる大震災
何が本当に大切なものなのかを考えさせられる物語です。

D.Cふくしまデモツアー2日目 1月19日(日)午後6時50分⑩ 湯本温泉 吹きの湯「湯本温泉女将さん奮闘記」

デモツアー2日目の最後を飾るのは、問題の「湯本女将さん奮闘記」だ。
昨年春、湯本温泉の女将さん会が紙芝居の里プロジェクトに取り組もうと決めた後、
ならばと制作したのが奮闘記だった。
当初の奮闘記は原発作業員、放射能汚染、放射能による差別問題などが
今、福島にある色々な問題をドンと盛り込んだ。
しかし、これがいけなかった。女将さんたちにドン引きされたのである。

冷静になって思えば無理のないところである。
観光の拠点となる温泉宿は日ごろの疲れ、観光地めぐりの疲れを癒す場だ。
ゆったりと温泉に入り、おいしい食事に舌鼓を打つ、
それが温泉旅館のあるべき姿だろう。
それに対しどうやどうやとばかりに放射能のことを持ち込むのはデリカシーのない事だ。

しかし、その一方で湯本温泉の直面する問題、
福島がかかえる問題を知りたくって訪れる人々の要求にどうこたえるかも無視できない課題である。
そこでシナリオを大幅にリメイクし、
これならどうでしょうとばかりにお届けしたのが、新 湯本温泉女将さん奮闘記だ。
これに対し、見る側がどうだったのか演じる側がどうだったのか、
アンケートを見ていないのでここでは紹介できないが、演者が四人、
音響や効果音、イメージソングも用意しての上演に
少なくともこの日の4人には受け入れられたのだと思った次第である。

D.Cふくしまデモツアー2日目 1月19日(日)午後5時45分⑨ 湯本温泉吹きの湯旅館 「安寿と厨子王」「おな石伝説」

このデモツアーの企画にあたって1本でも多くの紙芝居上演を見せていただこうと欲張り。
これまでの繋がりのある人にお願いしまくった。
2日目の夕方も全体に昔話や民話が少ないということで、
第1回ふくしま紙芝居まつりにおいて、
演者の中心人物だった小沢さんに何か読んでほしいとお願いしていた。
その日は朝早くから分刻みのスケジュールをこなし、
紙芝居も既に4本見ている。私でさえ夕食前の二本はつらいなあと感じるほど皆ヘロヘロだった。
無論取りやめるわけにもいかず
4ご馳走を前にお預け状態で40分近く紙芝居に耳を傾けた。
小沢さんの読みはいわき市を代表する語り部だけにぴか一。
みんな疲れていることも、腹が減っていることも忘れ聞き入った。
誰でも読める紙芝居だが、究めるとここまで来るんだと感じさせる上演だ。
そんな小沢さんの上演を観ながら、
改めて紙芝居とは“敷居は低く、奥行きはどこまでも深い”と思った次第である。

プロフィール

HN:
いくまさ鉄平
性別:
非公開

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